6月=梅雨 の定義どおり、梅雨です。お天気っていやに律儀(?)ですね。空も空気もどんよりとして、あまりいい気分ではありません。暦を見ますと、6月11~15日ごろは、二十四節気では「芒種」(ぼうしゅ)、穀物の種をまく時季、そして、七十二侯では「腐草為蛍」(腐れたる草蛍となる)だそうです。梅雨で腐りかけた草が蛍となって光を放ち始める、ということだとか。濡れた草の下から蛍がスーっと舞い上がる、そんな光景を目にしたいものですが、都会では叶いそうもありません。雨に濡れる紫陽花の花が、ひと時、梅雨の憂さを忘れさせてくれるばかりです。
さて、そんな中でもエイティエイトでは、みんな大忙しです。連日、夕方になると、宅配便の出荷物が山と積まれます。在宅の編集者に執筆を依頼するための資料です。大体6月いっぱいか7月中旬頃までに原稿を仕上げてもらいますが、それからも社員の仕事は大変です。執筆者の原稿を吟味検討してリライトしたり、入稿のための組版の指定をしたり。入稿を終えると一息ですが、それもほんのひと時で、初校が出、さらに再校が出、……休む暇もありません。しかし、これが私ども編集プロダクションの仕事です。梅雨だろうが、猛暑だろうが、やるのみです! しかし、昨日今日は梅雨の晴れ間。しばしの青空を楽しみたいものです。